良書とは悪書とは

少数派と多数派どっちがいい?

話題の小説を読むと、きまって気分が悪くなる。

でも話題だからと、気になって目を通すが毎回なんとも言えないネガティブな感情に押しつぶされる感じ

があって「これが評価が高い作品なの?じゃあなぜ私は胸糞悪い気分になっちゃうの?」となる。

今回も賞をとった小説を読んで、そうなったから「私だけ頭がおかしいんだろうか」とまた思った。

この悩みは、私にとってはたいへん重要である。

高校生のころから読書を生きがいとしてきた私としては、世間が評価する本で自分だけが反対意見なのが

「自分はおかしいかもしれない」とずっと感じてきて、いまだに答えがでないのがつらい。

悪書はこれ。「かっこいい」「お金になる」「話題性」「ひらぺったい斬新さ」「軽いことばだらけ」etc.

良書はこう。「シンプル」「本当の人間の姿」「読む人のことを考えない正直さ」「描写で伝える」など。

ああ、本よ。

私の愛しい本さま、私をこれ以上がっかりさせないでください。

私の血はワインじゃなくて、本でできているんです。(これは半分本当です。)